ペット

初心者でも楽しいアクアリウム!おすすめのセットや魚、水槽水草など紹介!

初心者アクアリウム

美しい魚や水草が演出する「癒しの空間」が欲しいという方に、初心者から始められるアクアリウムという選択はいかがでしょうか?

自宅で過ごす時間も増え、ペットが家にいればぁ…と思う方も少なくはないはず。でも犬や猫だとアレルギーがあったり、お世話するのも大変そうですよね。そんな方におすすめなのがアクアリウム。初心者の方にも難しすぎず、綺麗な魚に愛着が湧くこと間違いなし!今回は初心者の方のアクアリウムの始め方、魚や水草を選ぶ際の注意点まで、幅広くご紹介します!

アクアリウムって何

アクアリウムとは?

アクアリウムとは、水辺の環境を人工的に再現した場所です。また、「水族館」という意味でもあります。しかし、水族館の様に植物や動物のレイアウトをそこまで意識する必要はありません。金魚鉢に金魚を入れてあげるだけでも、立派なアクアリウムになります。

メジャーなアクアリウムは、中が見える水槽に魚やサンゴ、エビ等を入れているものですが、アクアリウムはコレをしないといけない!といった、限定された定義や規則はありません。ご自分の好きな水生生物を、好きな様に容器に入れるだけでアクアリウムは完成します。

アクアリウムの魅力

先ほど、アクアリウムは限定的な意味を持たないと言いましたが、それが魅力の1つでもあります。ご自分の好きな水の中の背景をイメージして、それに合わせた魚や植物を選びます。先に好きな魚や植物を選んでも良いかもしれません。そして実際にお世話して、観賞します。最初から最後まで自由にできるという点が良いですね。

他の楽しみ方としては、お気に入りの魚に子どもができ、彼ら/彼女らをずっと育てていく楽しみや、水草や岩を上手くレイアウトして、インテリアの1部として楽しむ方法など、楽しみ方は千差万別です。

アクアリウム初心者水槽

初心者向けアクアリウムの水槽って?

どんな水槽にしたいかのイメージはできたものの、次は使いやすい水槽等の器具選びに悩まされると思います。そこで、アクアリウム初心者におすすめしたいのは、小型水槽にすることと、器具をばらばらに買うのではなくセット買いをすることです。

なぜ小型水槽が初心者に向いているかというと、初期費用が安価、スペースをあまりとらない、レイアウトが比較的簡単などの理由で、アクアリウムを始められるからです。そして、セットをおすすめする理由としては、最初から必要なものが揃っており、後で買い足す必要がないからです。まさにビギナーの方にぴったりということですね。

その一方で小型水槽のデメリットもあります。小型水槽は大型水槽と比べると水を入れる容量が限られてきます。少しの水量だと、水温・水質の温度が変わりやすく、外気の温度に左右されない、室内環境作りが必要になってきます。

対策としては、温度差の大きい玄関や、直射日光の当たる場所に置かないこと。他にも、夏場はクーラーの効いた部屋に、冬場は水槽用ヒーターで温度管理をしっかりすることです。それらの対策しておけば、難しい問題はないのでご安心ください。


それでは、初心者が助かるアクアリウムの小型水槽セットをご紹介していきましょう。

①グラステリア サイレント 360スリムH

小型水槽とは標準45cm以下の水槽を指し、それより小さい30cm以下の水槽を超小型水槽と呼びます。簡単かつ、値段を抑えてアクアリウムを始めることができるので、初心者から上級者まで人気なサイズです。

水槽サイズは、幅36cm×奥行き17cm×高さ24cmです。コンパクトでスリムな形なので、インテリアの幅を取りすぎるということはないでしょう。他にも、静音フィルターという動作音が軽減される器具がついており、夜間にモーター音や振動音が気になって眠れないということもなさそうです。

②グラステリア 300 6点セット

商品寸法は幅30cm×奥行き20cm×高さ25cmです。コンパクトなので、ワンルームに置いても主張しすぎないサイズが良いですね。

他の商品もそうですが、こちらのグラステリアというブランドは、ガラスの透明性と丈夫さを売りにしています。実際口コミには、「飼っている魚や水草がより綺麗に写る」や「防音性に優れていて、静かな空間で心が和む」等の好評価が寄せられています。

③テトラ ホワイトアクアリウム  スリム420

サイズは幅43cm×奥行き17cm×高さ26cmと、横に長い長方形タイプです。スリムサイズなので、置き場所に困るということはあまりなさそうです。

見た目は、縁がホワイトで可愛らしく、インテリアの幅も広がるでしょう。付属品には魚のエサや産卵ネットなど、充実した内容になっています。今すぐにでも魚を育成したい人にはピッタリですね。

小型水槽のデメリット

小型水槽のデメリットとしては、大型水槽と比べると水を入れる容量が限られてきます。少しの水量だと、水温・水質の温度が変わりやすく、外気の温度に左右されない、室内環境作りが必要になってきます。

対策としては、温度差の大きい玄関や、直射日光の当たる場所に置かないこと。他にも、夏場はクーラーの効いた部屋に、冬場は水槽用ヒーターで温度管理をしっかりすることです。

アクアリウム初心者おすすめ魚

初心者アクアリウムにぴったり!小型水槽向けの魚

小型の水槽に、大型の魚をドボンッとする方はいないと思いますが、注意するポイントは魚のサイズだけではありません。例えば①成長したら大型化しないことや、②水質・水温の変化に影響を受けるということ、③1つの水槽に入れる魚の数を少なくすること等が挙げられます。では、順を追って解説していきましょう。

①成長したら大型化しないこと

これはどういうことかと言いますと、アクアリウムを始める前に、飼おうと思っている魚が大型化する種類なのかどうかを確認する方がよい、ということです。

例えば、シクリッドという種類の熱帯魚に、「パープル・パロットファイヤー・シクリッド」という人工で作られた品種がいます。名前の通り、ヒレを炎の様に揺らめかせながら、ゆったりと優雅に泳いでくれるのが特徴です。また、アクアリウム初心者におすすめの熱帯魚と評価されています。しかし、成長すると体長約20cmにもなり、小型水槽の約半分を占領することになります。お買い求めの際は、成魚の体長を確認してからにしましょう。

②水質・水温の変化に強いこと

先ほど述べたように、小型水槽は水温・水質の変化が激しいのが難点です。

予防・対策案はありますが、どうせなら水温や水質に強い魚の方がありがたいですよね。そんなタフな子たちといえば、グッピー、ベタ、ネオンテトラ等が挙げられます。悩んだ際は店のスタッフの方に相談してみるのもよいでしょう。

③1つの水槽に入れる魚の数を少なくすること

水槽の大きさにより、適正な飼育数があります。基本的には、水量1Lにつき体長1cmの魚を1匹となっています。例えば、さきほど紹介した小型水槽の一種であるグラステリア サイレント 360スリムHでグッピーを買うとすると、約2匹水槽に入れることができます。つまりグラステリア サイレント360スリムHの水量が約12Lであり、グッピーの平均体長5cmとして計算すると2匹という風に結果が出ます。そのため、上記のシチュエーションであれば水槽に2匹のグッピーを飼うことができるということになります。

このように、1つの水槽に入れる適当な魚数を算出できますが、水換えの頻度や、汚濁物質を物理的に綺麗にするろ過装置の性能を高めると、さらに多くの魚を入れることができるそうです。

アクアリウム初心者おすすめ水草

初心者アクアリウムにおすすめの水草

ここからは、小型水槽に最適で、アクアリウム初心者におすすめの水草をご紹介していきます。初心者におすすめだと言われている水草の特徴は、①日の当たり加減(光量)を気にしなくて良いこと、②CO2の添加をしなくても育つこと、③寒さに強いことです。では、それぞれの詳しい説明とそれに該当する水草を見ていきましょう。

①日の当たり加減(光量)を気にしなくて良い

水草と呼ばれていますが、要は植物だということです。植物は光合成をするので、光のエネルギーが必須になってきます。

30cmの水槽だと約350lm(ルーメン)、45cmの水槽だと約1000lm(ルーメン)の光量が必要だと言われています。うーん、ちょっとよく分からないし、面倒だな…と思われた方、光量が少なくても育てられる水草はいかがでしょうか? 例えば、アヌビアス・ナナやボルビティス、ウィローモス等が挙げられます。

しかし!弱い光で育つ水草は、成長スピードが遅く、苔が生えやすいという問題があります。そんな時は、苔の処理をするか、苔とり生物のエビ類や貝類を水槽の中に入れちゃいましょう。苔の処理法の詳細を知りたい方は処理方法を解説医しているウェブサイトもあるので、参考にしてみるのもよいでしょう。

参考:AquaGarden

②CO2の添加をしなくても育つ

先ほどの光合成のお話と繋がってきますが、植物は光合成をする時に、二酸化炭素を吸って酸素を吐きます。二酸化炭素を吐く生物や機械がないと、植物は上手く呼吸ができません。そこで、おすすめなのがCO2の添加なしでもある程度育つ水草、ピグミーチェーンサジタリア、マリモやロベリア・カージナリスなど。

特に、ピグミーチェーンサジタリアは、CO2の量によって草丈が変わってきます。CO2の添加なしだと5cm程で、添加ありだと約40cmまで伸びます。植物にとって、二酸化炭素がどれだけ成長の過程で大切か分かりますね。

③寒さに強い

水草はほとんどが暖かい場所・水から来ているので、暑すぎてもダメになりますが、寒くては枯れてしまいます。そんな訳で、最後に水槽用ヒーターなしで育てられる水草をご紹介します。

(1)マツモ

トップバッターはマツモです。

金魚やメダカと相性が良い水草です。水温が15度以下になってしまうと、元気がなくなってきます。しかし、秋頃から、冬の葉に衣替えするので、越冬も可能とのことです。ちなみに水温の上限は、28度まで耐えることができます。

参考:charm

(2)スクリューバリスネリア

2番手はスクリューバリスネリアです。

和名はネジレモ。その名の通り、葉が捻れています。深い緑色が美しい水草ですね。冬場は水温が10度になっても耐えることができます。レイアウトの面からも、ワンポイントになるとの声があり、なかなか評判が良い水草です。

参考:charm

(2)カボンバ

最後は、カボンバです。

マツモとよく間違われるカボンバ。水温は15〜28度くらいだと言われており、18度くらいが、安定して成長するかもとの意見もあります。葉に小さな切れ込みが入っており、その可愛らしい見た目が人気となっています。

参考:charm

アクアリウム初心者楽しめる

初心者でもアクアリウムは楽しめる!

自由にレイアウトできるのが魅力のアクアリウム。しかし最初から自由にしすぎちゃうと、魚・水草の世話をするのにいっぱいいっぱいになり、あまり楽しめないかもしれません。そこで初心者向きの手間がかからないアクアリウム法を、水槽から水性生物までご紹介しました。

関わってみると奥が深くて、最初は難しいと感じるかもしれません。しかしアクアリウムは「終わり」がない趣味なので、いくつになっても楽しめると思います。その他にも、自宅でできる趣味が欲しいと言う方には、インテリアにもなる観葉植物のお世話や家庭菜園で果物や野菜を育ててみるのもおすすめです!しかし、植物より生き物が好きな方にはアクアリウムがぴったりです!これからアクアリウムを始めようと思っている方に、この記事が少しでも役立てば幸いです。