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子供が喜ぶ献立メニュー紹介!お菓子レシピやピーマン嫌いの子でもおすすめのレシピも!

子供 喜ぶ ご飯

子供喜ぶご飯が分からず困っているお母さんや、子供が好きなものしか食べてくれない「偏食」で悩んでいるお母さんは多いのではないでしょうか。乳幼児期は将来の食習慣の基になる時期でもあるので、特にバランスよくなんでも食べてほしいですよね。そこでこの記事では、偏食の原因や影響、偏食への対処法、そして子供が喜ぶレシピを紹介していきます。嫌いな野菜ランキング上位のピーマンを使ったものから、時短にもなる朝ごはんまで、様々なメニューを紹介していくので、ぜひ子供が喜ぶご飯作りの参考にしてみてくださいね。

子供 喜ぶ ご飯

1 子供の偏食を解決するには?

せっかく子供が喜ぶと思ってご飯を用意したのに、全然食べてくれないと悲しくなりますよね。

「偏食」とはこのように特定の食品を嫌ったり、反対に極端に1つのものしか食べなかったりすることです。そもそもどうして子供は偏食がちになってしまうのでしょうか?この章では、子供が偏食になる原因と影響、そしてその対処法について詳しく解説していきます。

偏食の原因

子供は大人に比べてあらゆる感性が豊かなため、偏食の原因もそれぞれの子供によって違います。特にまだ上手に自分の気持ちを伝えられない乳幼児期は、どうして食べてくれないのか分からず困ってしまいますよね。ここでは主に考えられる3つの原因を詳しく解説していくので、お子さんたちの偏食の理由を知るヒントになるのではないでしょうか。

①味覚や嗅覚が敏感

子供は舌の味覚を感じる「味蕾細胞」が大人に比べて多いため、特に苦味や酸味などに敏感になってしまいます。ピーマンやほうれん草のちょっとした苦味も大人になるとおいしく食べられますが、子供にとっては何倍も苦く感じます。そのために特定の食材を嫌うようになってしまうのです。

②不快な経験

ある不快な経験が偏食の原因になっているケースもあります。

  • たまたま体調の悪い時に食べて戻してしまった
  • 食べてアレルギー反応が出た
  • 魚の骨などが喉に刺さって痛い思いをした

例えばこのような例が挙げられますが、自分の子供時代にも当てはまるという方もいるかもしれませんね。子供はイレギュラーな出来事に対応する力も未熟で警戒心も強く、自分の身を守るためにも同じ食材を食べないようにしているというわけです。

③食べづらい食品

硬いものや熱いものなどの食べづらい食品は不快な経験につながることもあり、子供が食べるのを避ける原因になります。2〜3歳はイヤイヤ期になり「自分で食べたいけど手が汚れるのは嫌」といった複雑な感情を抱くようにもなり、お母さんも困り果ててしまいますよね。同じ食材でも食べやすければたくさん食べてくれることもあるので、食べづらかったのかな?と子供に寄り添って考えるようにすると良いでしょう。

偏食の影響

乳幼児期の偏食の影響は主に2つあると考えられます。

①発育不足

極端に少食の場合は、成長に必要なビタミンやミネラルなどの栄養素が足りず、発育不足になる可能性があります。身長や体重が伸び悩んだり、慢性的な便秘が起こったりもします。

②小児肥満・生活習慣病

お母さんの手料理をあまり食べず、お菓子やレトルト食品などの高カロリーなものばかり食べている場合は、小児肥満や糖尿病、生活習慣病になるリスクも高まります。特に忙しい時に子供が泣き止まずにいるとつい好物を与えてしまいがちですが、健康のためにも少しずつ栄養価の高い食べ物に関われるようにしていくことが大切です。

偏食の対処法

年齢を重ねるにつれて偏食が解消されることもありますが、かといって放っておくわけにはいかないですよね。対処法は子供の年齢や家庭によっても様々ですが、効果的な対処法を3つ挙げるので、ぜひ実践してみてください。後ほど免疫力がアップするような栄養満点のレシピも紹介するので、そちらも参考にしてみてくださいね。

①食事が楽しくなる雰囲気づくり

「みんなと食べるご飯はおいしい」と思えるような食事が楽しくなる雰囲気づくりがとても大切です。大人がおいしそうに食べていたり、みんなが食事をしながら盛り上がっていたりすると、子供も自然と食卓に寄ってきますよね。また、子供がその時期にハマっているキャラクターの食器を使うことや、そのキャラクターとコラボした食材を使うことも効果的です。

②食べやすく調理する

食材を食べやすく調理して、子供がストレスなく食事ができるようにしてあげることも偏食の対処法の1つです。例えばおにぎりをより小さく握ってあげたり、手づかみでもあまり汚さず食べられるように蒸し野菜にしたり。子供はそのときの気分でも好き嫌いをするので、そういったちょっとした工夫でも全く違った反応を見せてくれることがあります。

③食に関わる経験をさせてあげる

栽培や調理といった食に関わる経験をさせてあげると、その日を境に嫌いなものが好きなものに変わることがあります。最近では都会でも収穫体験ができる施設がありますし、子供から使える調理器具もたくさん販売されていますよね。自分で収穫したり調理したりすると料理が何倍もおいしく感じるのは子供も同じだということです。ぜひ子供と一緒に栽培や収穫、調理をしてみてください。

子供 喜ぶ ご飯

2 子供が喜ぶご飯7選

子供が喜ぶご飯①クマさんカレー

1つ目に紹介する子供が喜ぶご飯は、野菜たっぷりで見た目も楽しめる「クマさんカレー」です。子供が特に苦手な野菜は、みじん切りにするかすりおろしてクタクタに煮込むと良いでしょう。さつまいもや、スイートコーンを使い、隠し味にすりおろしたりんごを入れることで全体的に甘く子供が大好きな味に仕上がります。クマさんぽく見せるのが難しそうだと感じるかもしれませんが、意外と簡単にできて子供も間違いなく喜ぶメニューなので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

材料(4人前)

  • ごはん     4合
  • 鶏もも肉    1枚
  • バター     10g
  • 玉ネギ     1個
  • ニンジン    1本
  • セロリ     1/2本
  • ブロッコリー  1/2個
  • スイートコーン    50g
  • さつまいも   1本
  • りんご     1個
  • カレールウ   1箱
  • のり      適量
  • チーズ     お好みで

作り方 

  1. 鶏肉と野菜をそれぞれ好みの形や大きさに切り、りんごはすりおろしておく
  2. 大きめの鍋を火にかけ、バターを溶かし入れたら鶏もも肉を炒める
  3. 玉ねぎを加え、表面が透明になるまでしっかりと炒めたら、ニンジン、セロリ、ブロッコリーの茎を加えてさらに炒める
  4. ルウの表記に従って水を入れ、ブロッコリーの房とすりおろしたりんごを加えて沸騰するまで中火で煮込む
  5. 煮立ったらアクを取り除き、蓋をして中火で15分煮込み、さつまいもとスイートコーンを加えてさらに弱火で5分煮込む
  6. 火を止めてカレールウを割り入れて溶かし、とろみがつくまで5分煮込む
  7. ご飯をラップで丸く握り、クマの顔、耳、手を作る
  8. 海苔を目と口の形に切り、口の部分にチーズを置く場合はチーズも切る
  9. お皿に盛り付け、ルーをかけたら完成

子供が喜ぶご飯②子供と一緒に作るミニピザ

2つ目に紹介する子供が喜ぶご飯は、餃子の皮をアレンジした「ミニピザ」です。ピーマンが苦手な子供たちも、自分で頑張って作ったものなら食べてくれるかもしれませんよね。ツナやコーンなど子供の好きなものを追加して色々な味のピザを作るのもおすすめです。子供と一緒にあっという間に作ることができ、食べることも楽しみになるような「ミニピザ」を休日のお昼などに作ってみてはいかがでしょうか。

材料(2人分)

  • 餃子の皮      8枚
  • ハム        2枚
  • ピーマン      1個
  • ミニトマト     適量
  • ミックスチーズ   適量 
  • トマトケチャップ  適量
  • オリーブオイル   少量

作り方

  1. ピーマンは種を取り出して輪切りに、ハムは1㎝大に切る
  2. フライパンにオリーブオイルを薄くのばし、餃子の皮を並べてトマトケチャップを伸ばす
  3. ハム→チーズ→ピーマン・トマトの順にのせてからフライパンに火をつける
  4. 中火にしてフライパンに蓋をし、餃子の皮がパリパリになりチーズが溶けたらお皿に盛り付けて完成

子供が喜ぶご飯③煮込みハンバーグ

3つ目に紹介する子供が喜ぶご飯は、子供も大人も大好きな「煮込みハンバーグ」です。ピーマンやニンジンなどの野菜を刻んで肉ダネに混ぜることで栄養価が高くなりますし、煮込むことで野菜に気付きにくくなり子供も喜ぶこと間違いなしです。

材料(4人分)

(肉ダネ)

  • 合い挽き肉   400g
  • 玉ネギ     1/2個
  • ピーマン    1/2個
  • ニンジン    1/2本
  • 塩こしょう   少々
  • パン粉     大さじ8
  • 卵       2個
  • 牛乳      50cc
  • 薄力粉     大さじ2

(ソース)

  • 玉ネギ     1/2個
  • しめじ     1パック
  • 有塩バター   20g
  • コンソメ    小さじ1
  • 砂糖      小さじ2
  • ケチャップ   大さじ6
  • ウスターソース 大さじ6
  • 塩こしょう   少々
  • 水       400cc

作り方

  1. 肉ダネ用にみじん切りにした玉ネギを耐熱容器に入れて電子レンジで1分半加熱し、粗熱を取る
  2. ソース用の玉ネギは薄切りにし、しめじはほぐしておく
  3. 肉ダネの材料をすべて混ぜ合わせ、4等分にして成形する
  4. フライパンにサラダ油を入れて熱し、肉ダネを並べて中火で焼く
  5. 両面に焼き目がついたら一旦取り出し、フライパンに残った肉汁も別で取っておく
  6. 同じフライパンにバターを入れて熱し、玉ネギとしめじを炒め、残りのソースの材料と取り出しておいた肉汁を入れる
  7. ハンバーグを戻し入れ、ソースの水分量を見ながら10〜15分煮込み、完成

子供が喜ぶご飯④ハムと卵の炒飯風おにぎり

4つ目に紹介する子供が喜ぶご飯は朝ごはんにもぴったりな、5分でできる「ハムと卵の炒飯風おにぎり」です。子供たちがその日1日を元気に過ごすためにも、朝ごはんからしっかり食べてほしいですよね。この「ハムと卵の炒飯風おにぎり」は子供が大好きなハムや栄養たっぷりの卵を使った簡単おにぎりで、必ず子供も喜ぶメニューです。忙しい朝にぜひ取り入れてみてくださいね。

材料(3個分)

  • あたたかいご飯   180g
  • ハム        2枚
  • 卵         1個
  • ごま油       小さじ1
  • 醤油        小さじ1/4
  • 塩こしょう     適量

作り方

  1. ハムを粗みじん切りにする
  2. 耐熱容器に入れて溶いた卵を電子レンジで30秒加熱して混ぜ、もう一度繰り返して炒り卵を作る
  3. ボウルに材料をすべて混ぜ合わせて味を調え、成形したら完成

子供が喜ぶご飯⑤ビビンバ

5つ目に紹介する子供が喜ぶご飯は、学校給食でも大人気の「ビビンバ」です。子供が喜ぶものを考えながら毎日の献立を決めるのは大変ですよね。そんなときには一気に栄養素が摂れて子供もばくばく食べてくれる「ビビンバ」がおすすめです。電子レンジのみで完成するレシピなので、時間がない平日にも簡単に作ることができます。ニンニクやコチュジャンを加えれば大人でも満足できるメニューになりますよ。

材料(2人分)

(そぼろ)

  • 挽き肉       100g
  • 焼肉のタレ     大さじ2
  • 味噌        小さじ1
  • ごま油       小さじ1

(ナムル)

  • ほうれん草     100g
  • もやし       100g
  • ニンジン      70g
  • いりごま      大さじ1
  • ごま油       大さじ1
  • 鶏ガラスープの素  小さじ1
  • 醤油        小さじ1/2

(その他)

  • ご飯        2人分
  • 卵黄        お好みで
  • キムチ       お好みで    

作り方

  1. ほうれん草は根元を切り落として2〜3cmに切り、ニンジン細切りにし、もやしは洗って水気を切っておく
  2. ほうれん草とニンジンともやしを耐熱ボウルに入れてふんわりとラップをし、600Wの電子レンジで4分半ほど加熱する
  3. 流水をかけて水気を切り、ナムルの調味料と混ぜ合わせる
  4. 耐熱ボウルに挽き肉、焼肉のタレ、味噌を入れてよく混ぜ、ふんわりとラップをして600Wの電子レンジで2分半ほど加熱する
  5. 加熱し終わったらそぼろをほぐしながらごま油を加えてよく混ぜる
  6. 器にご飯を盛り、そぼろをナムルを乗せて完成

子供が喜ぶご飯⑥手巻き寿司

6つ目に紹介する子供が喜ぶご飯はパーティー料理の定番「手巻き寿司」です。材料費がかかりすぎてしまうと思われがちですが、こちらのレシピは子供が特に喜ぶ食材を集めており、比較的リーズナブルに用意できます。食べる楽しさだけでなく自分で作るワクワク感も味わうことができ、いつもあまり食べない食材にも挑戦してみようという気持ちになりますよね。

材料(4人分)

  • ご飯           2合分
  • 粉末寿司酢        適量
  • 焼きのり         8枚
  • マグロ          100g
  • いくら          50g
  • 納豆           1パック
  • 厚焼き卵         60g
  • きゅうり         1本
  • カニカマ         50g
  • ツナ缶          1個
  • マヨネーズ        大さじ1/2
  • 牛肉細切れ        150g
  • (A)酒         大さじ1
  • (A)醤油        大さじ1
  • (A)ごま油       大さじ1/2 
  • (A)生姜チューブ    1cm
  • (A)鶏ガラスープの素  少々

作り方

  1. ご飯に粉末寿司酢をふりかけ、しゃもじで切るように混ぜ合わせる
  2. (A)をよく混ぜて牛肉に揉み込み、20分置いておく
  3. 薄く油を引いたフライパンで牛肉を焼き、食べやすい大きさに切る
  4. マグロ、卵、きゅうりをそれぞれ5〜6cmの細切りにし、ツナ缶は油を切ってマヨネーズと和える
  5. 焼きのりを4等分に切る
  6. 器にすべての食材を盛り付けて完成

子供が喜ぶご飯⑦フルーツサンド

7つ目に紹介する子供が喜ぶご飯は、旬のフルーツたっぷりの「フルーツサンド」です。子供が全然ご飯を食べてくれず、良くないと思いながらも子供が喜ぶからとついついお菓子を出してしまうという方も多いのではないでしょうか。そんなお母さんたちにおすすめのメニューが「フルーツサンド」です。フルーツには栄養もたくさん含まれていますし、お菓子よりも腹持ちもいいので安心して食べさせてあげられますね。

材料(4人分)

  • 食パン(6枚切)    6枚
  • 生クリーム       200ml
  • 砂糖          大さじ1
  • いちご         8粒
  • 種なしぶどう      9粒
  • パイナップル      120gくらい

作り方

  1. ボウルに生クリームと砂糖を入れて8分立てにホイップする
  2. いちごはヘタの部分を円錐状にくりぬき、パイナップルは2cm角に切る
  3. すべてのパンの片面にホイップクリームの3分の2を均等に乗せて軽く伸ばす
  4. フルーツを対角線上に並べて残りのクリームをフルーツの上にのばし、パンを重ねてサンドする
  5. ラップできつく巻いて30分間冷蔵庫で冷やし、フルーツを乗せた対角線上に4等分に切って完成
子供 喜ぶ ご飯

子供が喜ぶご飯を作って食事をより楽しもう!

子供の偏食の原因や影響とその対処法、そして子供が喜ぶご飯を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?栄養バランスも整えながら子供が喜ぶ献立を考えるのは一苦労ですが、大人も満足できるものからお菓子代わりにもなるものまで、子供が喜ぶこと間違いなしの料理を詳しく紹介しました。この記事のレシピを参考に大人も子供も喜ぶご飯を作って、家族みんなで食事を楽しみましょう!