納豆の美味しさを無限大にする納豆レシピ。
納豆は、安価で低カロリーでそのまま食べれるので、朝ごはんの時短レシピやヘルシーな夜ご飯にピッタリ!ただ、納豆=身体にいい食べ物、カロリー抑えめなのにタンパク質を摂取できる、とは分かって食べていても、いつもノーマルな食べ方でついつい飽きてしまう。そんなあなたにおすすめの納豆アレンジレシピを紹介します!
納豆を摂取するメリット
独特な匂い、ネバネバの感触。好き嫌いの分かれる食べ物のひとつに納豆があります。最近でこそ、様々な納豆レシピもありさらに注目されています。納豆は「畑の肉」と言われる大豆を発酵させた発酵食品として栄養価の高さはよく知られています。豆に含まれる酵素の「ナットウキナーゼ」には、血液をサラサラにして脳梗塞や心筋梗塞の原因となる血栓ができるのを防ぐ効果があると言われています。
また納豆にはビタミンK2やイソフラボン、レシチンなども豊富に含まれており、骨粗鬆症や更年期障害、認知症などの予防効果が指摘されています。さらに近年では、納豆は代謝を高めるビタミンB2のダイエット効果、植物性タンパク質による美肌効果、細胞の再生や増殖に関わるポリアミンという成分によるアンチエイジング効果など、美容面でも注目されています。
納豆の製造プロセス
これほど健康だと有名な食べ物なのに、納豆の作り方まで知っている人は、意外に少ないのではないでしょうか?今回は、納豆が工場でどのように作られているか、納豆の製造方法をご紹介します。
浸漬(しんせき)
まず洗浄した大豆を水に浸します。大豆の種類や季節によって変わりますが、3〜20時間程度を掛けて大豆を元の2倍くらいの大きさまで膨らませます。
烝煮(じょうしゃ)
膨らんだ大豆を、蒸気で約2時間蒸します。
納豆菌噴霧
培養した納豆菌を、烝煮の終わった大豆に噴霧して付着させます。工場によっては納豆菌を噴霧するのではなく、納豆菌の液に大豆を漬け込むところもあります。
充填(じゅうてん)
蒸したての大豆が熱いうちにパックに詰めます。発酵前なので、この時点ではまだ納豆特有のネバネバはありません。
発酵
パック詰めした大豆を16~24時間ほど寝かせて発酵させます。発酵時間については天候や季節によって変わります。
熟成
納豆が発酵したら半日~1日掛けて冷蔵し、納豆菌がこれ以上増殖しないよう休眠させます。この工程は5度以下の温度で行う必要があり、納豆がかつて冬の食べ物とされたのはこのためです。
単純に時間を計算すると全行程を終えるのに3日程度かかりますが、発酵時間や熟成時間の違いで、メーカーによってはさらに1~2日掛けているところもあります。
納豆がどのように作られているのか、そのプロセスを初めて知った方、多いのではないでしょうか。健康に良い納豆はこうして時間をかけて作られているのですね。
納豆の歴史
日本の伝統食の納豆。日本人はいったいいつから納豆を食べていたのでしょう? いつ、だれが納豆を最初に食べたのでしょうか。納豆の起源には諸説あります。
納豆の原材料である大豆の栽培が普及した弥生時代、竪穴式住居の床に敷いた稲ワラに落ちた煮豆が自然発酵して納豆になったという「弥生時代説」。
聖徳太子の馬のエサの煮豆が余り、もったいないとワラに包んでおいたら自然発酵して糸を引く豆となっており、食べたらおいしかったので人々に広めたという「聖徳太子説」。
平安時代、源義家が奥州遠征で農民に煮豆を差し出すよう命令した際、急ごしらえで煮豆をよく冷まさずに俵に詰めたため、数日後に納豆になっていたという「源義家説」。
戦国大名・加藤清正が朝鮮出兵の際に煮豆を俵に入れて保存し、しばらくしたらいい匂いがするので開けてみたら納豆になっていたという「加藤清正説」。
いろんな説がありますが、納豆を見つけてくれた先祖に感謝ですね。
納豆でアレンジレシピ
では続いては納豆を使ったアレンジレシピを紹介します!
納豆チャーハン
<材料>ご飯 400g、卵2個、ねぎ・粗みじん切り1/2本分、しょうゆ大さじ1、鶏がらスープ大さじ1、こしょう
- 卵は溶きほぐしておく。
- フライパンの中心に油を入れて熱し、(1)の溶き卵を油の中心に流し入れて包み込むように混ぜ、半熟状にする。
- ご飯を加えて卵をご飯の中に混ぜ込むようにして炒め合わせ、パラパラになってきたら、納豆、ねぎを加えてさらに炒める。
- ご飯を加えて卵をご飯の中に混ぜ込むようにして炒め合わせ、パラパラになってきたら、納豆、ねぎを加えてさらに炒める。
納豆焼き
<材料>納豆たれ付き2パック(90g)、細ねぎ(刻み)大さじ1、納豆のたれ2袋、片栗粉大さじ1、粉チーズ大さじ1、サラダ油大さじ2
- ボウルに納豆、細ねぎ、納豆のたれ、片栗粉、粉チーズを入れて混ぜる。
- フライパンにサラダ油を入れて熱し、たねをスプーンですくってゆっくりフライパに落として、裏返しながら両面に焼き色がつくまで中火で焼く。
アボカドキムチ納豆丼
<材料>キムチ100g、納豆2パック、ご飯2膳、卵2個、アボカド1個、醤油・海苔各適量
- アボカドは種と皮を除き、角切りにする。納豆は添付のタレを加えてよく混ぜる。
- ご飯を器に盛り、真ん中に穴をあけて卵を落とし、1とキムチを加えたら、醤油をひとまわしかけて、ちぎった海苔を添える。
明太納豆パスタ
<材料>スパゲッティー(8分茹でタイプ)90g、明太子1本、ひきわり納豆1パック、えのき1束(100g)、納豆のたれ1つ、バター小さじ1、塩少々
- スパゲッティーは半分に折って耐熱容器に入れ、更にスパゲッティーが被る程度の水と少々の塩(材料外)を入れて、600wレンジで7分加熱する。
- えのきの石突を切り落としてから半分に切っておき、1に加えて更に2~3分加熱する。
- ②の水気が残っていれば捨て、薄皮を取り除いた明太子と※を混ぜる。
- ③に納豆を乗せ、小葱を散らしたら出来上がり。
カルボ納豆うどん
<材料>冷凍うどん 1玉、納豆タレ付き 1パック、卵黄 1個、粉チーズ 大さじ1、ネギ 少々、麺つゆ・少々きざみ海苔
- うどん以外の材料を全て混ぜる
- アツアツのうどんを①に入れて混ぜ合わせたら完成。きざみ海苔を振りかけて召し上がれ。
れんこんのシャキシャキ食感がいい!納豆バーグ
<材料>納豆3パック、合い挽き肉200~250g、レンコン3~4cm、ニンジン1/4本、パン粉大さじ6、卵1個、塩コショウ適量、サラダ油適量
和風ダレ…だし汁大さじ4 、砂糖大さじ3、みりん大さじ2、しょうゆ大さじ3、ショウガ(すりおろし)1片分、クレソン適量、プチトマト8個、粉からし適量(粉からしは分量外のお湯で少し柔らかめに溶いておく)
(下準備:納豆はザルに入れてサッとお湯をかけ、水気をきる。レンコン、ニンジンは皮をむいてみじん切りにし、フライパンにサラダ油少々を熱して炒め、冷ましておく。)
- ボウルに合いびき肉、納豆、レンコン、ニンジン、パン粉、卵、塩コショウを入れ、よく混ぜ合わせる。
- フライパンにサラダ油を中火で熱し、(1)を1/8量くらいずつの小判型にして並べ入れ、両面ともそれぞれキツネ色に焼き色をつける。
- 弱火にして蓋をし、7分位焼く。<和風ダレ>の材料を加え、からめながら少し煮、器にハンバーグを取り出す。残ったタレを少しトロミがつくまで煮詰め、ハンバーグにかける。クレソン、プチトマトを盛り合わせ、溶いたからしを添える。
アレンジレシピで納豆を食べやすく!
納豆は、子どもから免疫力が低下しがちな高齢の方への栄養アップにもおすすめの食品です。納豆を苦手だと思っていた方も色々な納豆アレンジレシピで食べられる日が来るかもしれません。納豆を取り入れるだけで、免疫力アップのレシピが簡単にできます。美味しそうだと思ったレシピをぜひ試してみてくださいね。