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入浴は美容効果や自律神経にも効く!入浴剤の使用で効果アップ!

日本人は浴室に浴槽があることからも入浴が習慣付いている方も多いと思いますが、入浴することでどんな効果があるのか具体的にはご存じですか?社会や学校、あるいは家庭でもストレスを感じることが多い中で、実はお風呂につかることは頑張っている自分へのご褒美、最適なケアになります!精神的に疲れている、体がすっきりしない、便秘症などで悩んでいる方も必見!毎日の入浴にどんな効果があるのか、おすすめの入浴剤なども解説します!

入浴の効果って?

皆さんは毎日お風呂に入ると思いますが、その時に浴槽に湯を張りつかりますか?欧米ではシャワールームのシャワーのみで、そもそも浴室に浴槽がない家もあるようです。アジアの国々で見てみても日本ほど入浴文化が日常的に根付いている国はないのではないでしょうか。そんな日本人も、子どものころは入浴することが多かったと思いますが、大人になるにつれ、仕事や学校、育児家事に追われ忙しくなり、時間に追われますよね。そのため、軽くお風呂に入るだけで、お湯につかる方は必然的に減ってきている印象があります。しかしそんなストレス社会に生きているからこそ、入浴をすすめたいのです!なぜ入浴することがそんなに大切なのか、まずはその効果についてお伝えしましょう。

①自律神経へ作用

人間には循環器、消化器、呼吸器などの内臓のバランスを取り調整するために働いている自律神経という神経があります。自律神経はさらに二つの種類に分かれており、交感神経と副交感神経があります。主に交感神経は体を動かすときに、副交感神経は体を休めるときに優位になります。入浴により体温が上昇し自律神経へ働きかけるという効果があります。実はお湯の温度により優位になる神経が異なります。42度に満たない36~40度ほどのお湯の場合は副交感神経が優位に、42度を超えるお湯の場合は交感神経が優位になります、つまり、ぬるめのお湯につかるとリラックス効果があり、熱めのお湯につかると心身を覚醒させるという働きがあります。ですので、仕事などで疲労がたまっている方にはぬるめのお湯でリラックスすることがおすすめです。

②リラックス効果

お湯の温度だけではなく、水の浮力によるリラックス効果も期待できます。浮力が働く水の中では、自身の体重は約9分の1や10分の1程度に減少するため、重力から解放されるため全身の筋力や関節の緊張がほぐれリラックスした状態になります。

③マッサージ効果

入浴すると体に水圧がかかり、前進に圧をかけるので、重力に影響により流れが悪くなっていた血液や血感に作用、血液循環やリンパ液の流れがよくなるため、マッサージ効果があるのです。そのためむくみ解消にもなると言われています。

④温熱効果

お湯につかり体温が上昇することで、血管が拡張し新陳代謝が高くなります。血液には体に必要なくなった老廃物を排出する働きがあるため、その運動も促すことができます。入浴により腸の動きもよくなるので、便秘に悩んでいる方にも効果的です。また全身が温まることで筋肉が緩むため、肩こりや筋肉痛、腰痛などの軽減にもなり、疲れが取れやすくなります。

⑤快眠の手助け

就寝前に入浴することで心身ともにリラックスした状態になり、深部体温も上昇するため、入眠しやすくなり、質の良い睡眠が取りやすくなります。寝る1~2時間前にぬるめのお湯につかり副交感神経を優位にさせるとより効果的です。

正しい入浴方法とは?

入浴が心身に及ぼす影響が分かって頂けたところで、次は正しい入浴の方法についてです。覚醒を促すために入浴する場合もありますが、今回はリラックス目的の場合の入浴方法を紹介します。

湯の温度

リラックスしたい場合は副交感神経を優位にさせる必要があるので、40度くらいの湯で準備するのが好ましいでしょう。お湯が熱すぎるとのぼせてしまったり、リラックス効果が薄れてしまう可能性があります。

入浴時間

お湯につかる時間として適切なのは10分程度と言われています。10分入浴することで全身の血液が循環し、体温をしっかりあげることができます。あまり長時間入浴してしまうと肌が乾燥しやすくなってしまったり、脱水になってしまうことがあるので注意が必要です。

全身浴

よくダイエットなどの美容目的で半身浴槽が上げられますが、疲労回復目的であれば先ほどの温度、入浴時間で全身浴を行うのも効果的です。肩や首までしっかりお湯につかることで、全身に適度に圧がかかり、肩や首の血液やリンパの流れも良くなるためです。

水分摂取

1度の入浴で約500〜800mlの水分が失われると言われています。そのことにより脱水症状や皮膚の乾燥を引き起こしやすくなるため、入浴前後にコップ1杯程度の水分を補給すると水分不足によるトラブルを予防することができます。

入浴剤の効果

どうせ入浴するのなら、もっとリラックスしたい!という方におすすめなのが入浴剤です!いい香りがするだけではなく、入浴には多くのメリットがあります。

お風呂のお湯は水道水を沸かしたものなので、多少の塩素が混入しています。特に体に害はないですが、皮膚が敏感な方だと肌へ刺激になる可能性もあります。入浴剤の中にはアミノ酸やビタミンCなどの成分が含まれているものもあるため、それらの成分は塩素を中和する役割があります。炭酸ガスなどを配合している入浴剤を使用するとお湯の温度を高くしなくても炭酸水素ナトリウムや硫酸ナトリウムなどが配合されているものがあるため、発泡効果により温熱作用をさらに促進することができます。効率的に体の芯から温めることができますね。その他にも保湿剤が入っている入浴剤を使用すると肌の乾燥予防になり、うるおいを与えてくれるなど、入浴剤には様々な効果があります。

入浴剤の種類

入浴剤にも種類がありますので一般的に主流のものを一部説明します。

①炭酸ガス系

多くのものが錠剤で血流促進に効果があり、疲労回復におすすめです。

②無機塩類系

粉末タイプのものが多いです。温熱効果の促進に有効で体の芯から温めることができるので、冷え性の方におすすめです。

③薬用植物系

主成分にハーブや生薬が使用されているため、肌荒れが気になる方にぴったりです。粉末状のものが多いです。

④スキンケア系

その名の通り、肌の保湿などに効果的な成分が含まれている液体タイプの入浴剤です。特に乾燥肌の方におすすめです。

おすすめの入浴剤

今回は日々頑張っている方の癒やしになるような入浴剤を、数多くの種類の中からおすすめのものを厳選しました!

①炭酸ガス系入浴剤:バブ メディキュア 柑橘の香り(花王)6錠/640円税込(参考価格)

温熱効果も促進でき、肩こりや腰痛、日々の疲れや冷え症に効きます。温泉成分や高麗人参エキスも配合されています。1つあたり100円以上するので安くはありませんが、金額に見合う効果が期待できます。香りも柑橘系のすっきりする匂いでリフレッシュできること間違いなしです!

②無機塩類系入浴剤:バスクリン きき湯シリーズ 360g/634円(参考価格)

温泉ミネラル成分や炭酸ガスも配合されているため血行、新陳代謝を促進し、腰痛や肩こりを和らげます。6種類発売されていますが、使われている成分が少しずつ異なるので、自分の悩みにあったものを選ぶことができます。

③薬用植物系入浴剤:ツムラのくすり湯 バスハーブ 650ml/2409円(参考価格)

約6種類の生薬エキスが使われており、湿疹やあせも、あかぎれ、ニキビ、ただれなどに肌トラブルに効果あり。温浴効果もあるため血行も良くなりますし、柑橘系と生薬独特の香りを楽しむことができます。

④スキンケア系入浴剤:エモリカ 薬用スキンケア入浴剤 フローラルの香り450ml/731円(参考価格)

保湿成分が配合されているため、肌の角層深部まで浸透して肌にうるおいを与えるため、美容効果もある入浴剤です!特に乾燥肌の方におすすめです!

入浴の効果で日々の疲れをリセット!

さて今回は入浴と入浴剤の効能などについて解説しましたが、いかがでしたか?めんどくさいからと入浴を避けがちな方も、疲れている時こそお風呂につかりリフレッシュしてみましょう!リラックスできるのみでなく、健康維持や美容の面でも良い影響がたくさんあります。温泉巡りが好きだけど、コロナの影響でなかなか行くことができないとお悩みの方は、一度自宅で入浴剤を使用して温泉気分を味わってみてはいかがでしょうか?是非この記事を参考にして素敵な入浴タイムを過ごしてくださいね!