持ち運びのできるスピーカーをゲットして、日常生活やお出かけをより楽しみませんか?ここ数年の間に、おうち時間をより充実させるために家具家電にこだわり始めたり、ポッドキャストなどを使って自宅にいながら情報収集や英語の勉強をしたりする方が増えてきました。反対に、キャンプやグランピングといったアウトドアなお出かけが新しく趣味に加わったという方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、自宅でもお出かけ先でも重宝する、持ち運び可能なスピーカーについて紹介していきます。スピーカーを選ぶときのポイントやおすすめの持ち運びできるスピーカーを詳しく解説します。Bluetoothに対応した機能的なものからコーディネートのアクセントになるようなおしゃれなものまで、様々な持ち運びできるスピーカーを紹介するので、ぜひスピーカー選びの参考にしてみてくださいね。
1 持ち運び可能なスピーカーの選び方
たくさんのブランドから大きさや機能が異なる持ち運び可能なスピーカーが販売されており、どれを買うべきか迷ってしまいますよね?せっかく購入しても、音質に満足できなかったり大きすぎて持ち運ばなくなったりするようなことは避けたいものです。この章ではスピーカーを選ぶ際に役立つポイントを4つ紹介していきます。
①音質
持ち運びできるスピーカーを選ぶ際の1つ目のポイントは音質です。映画や音楽が好きな方なら絶対にこだわりたいポイントですよね。スピーカーの音質を見分けるには次の3つに注目すると良いでしょう。
- サイズ
- ステレオタイプ
- コーデック
それぞれ詳しく解説します。
サイズ
手の平サイズのものから両手で持たないといけないようなものまで様々な大きさのスピーカーがありますが、一般的には大きいものの方が音質が良い傾向にあります。持ち運びができるスピーカーの中では、長さが20cm前後、重さが300〜700gくらいの大きめのものだと、低音の迫力を求める方や解像度や臨場感にこだわる方にもおすすめです。
ステレオタイプ
スピーカーにはモノラルとステレオという2つのタイプがあります。モノラルタイプはスピーカーが1基で、小さくて持ち運びしやすいというメリットがあるものの、どうしても音が単調になってしまいます。一方ステレオタイプにはスピーカーが左右に2基搭載されており、左右それぞれが異なる音を出すことができるため音の立体感を味わうことができます。ワイヤレスイヤホンなどでステレオタイプが使われているものもあるため、左右から違う音が聴こえる感覚を体験したことのある方も多いかもしれませんね。バンド音楽や映画などの音をよりリアルに感じたいという方はステレオタイプのスピーカーを選ぶと良いでしょう。
コーデック
あまり聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、音質にこだわって持ち運びできるスピーカーを選ぶ際には、コーデックの種類も必ず確認すべきです。コーデックというのは楽曲データを圧縮変換して無線で送る仕組みのことで、種類によって音の遅延具合や音質に大きな違いがあります。主なコーデックの種類について、iPhoneとAndroidに対応しているかとその特徴をまとめると次の表のようになります。
種類 | iPhone対応 | Android対応 | 特徴 |
SBC | ◯ | ◯ | Bluetooth対応であればすべてに標準搭載 |
AAC | ◯ | ◯ | Apple製品との互換性に優れており音質が良い |
aptX | × | ◯ | 全体的にSBCに比べて高品質 |
LDAC | × | ◯ | SONYが独自開発しており低遅延かつ高音質 |
②音量
持ち運びできるスピーカーを選ぶ際の2つ目のポイントは音量です。一般的に「W数」は消費電力の単位ですが、スピーカーの「W数」は最大音量の大きさを表しており、W数が高いほど最大で出せる音量が大きくなります。自宅のリビングやお風呂といった狭いスペースで使う場合には5〜10Wあれば十分ですが、キャンプや屋外イベントなどで使う場合には20W以上のスピーカーが適しています。屋外では特に音を拾いづらいため、なるべくW数の大きいものを選ぶと良いでしょう。
また、360度に音を拡散できるタイプかどうかも大切です。たいていは前方向にのみ音が届くため、スピーカーの後方にいると音が聴きづらいことが多いです。効果的に音を届けるためには、全方位に音を届けられるタイプのスピーカーを選ぶことがおすすめです。
③機能性
持ち運びできるスピーカーを選ぶ3つ目のポイントは機能性です。音質や音量と同じように使う場所によって必要な機能は変わってきますが、主に確認すべきなのは次の3つです。
- 連続再生時間
- 防水・防塵
- Bluetooth
それぞれ詳しく解説します。
連続再生時間
持ち運びができるスピーカーの連続再生時間は5〜24時間であり、選択肢は豊富にあります。電源があるような家や車で使う場合は連続再生時間はあまり長くなくても良いですが、旅行やキャンプなど、電源のない場所で使う場合は20〜24時間再生できるものを選びましょう。
また、急速充電に対応しているモデルであれば、短時間でもバッテリーを十分に確保できるため万一の時にとても便利です。
防水・防塵
スピーカーを屋外に持ち運びするときに気になるのが防水・防塵機能です。突然の雨で濡れてしまったり、誤って水回りに落としてしまったりすることも考えられますよね。防水・防塵機能は「IP+防塵性を示す数字+防水性を示す数字」で表されており、例えば「IP67」であれば「防塵性が6、防水性が7」と分かります。「IPX7」「IP6X」というようにどちらかに「X」が入っている場合はその機能についての表示が省略されているということです。
数字が大きければ大きいほど防水・防塵性が高く、防水性は「IPX6」防塵性は「IP5X」以上であれば屋外や水回りでも安心して使えると言われています。防水性が「IPX7」になると水深1mのところでも20分間耐えることができるため、海や川などで使いたい方は特に注意して選びましょう。
Bluetooth
最近では、持ち運びができるスピーカーはBluetooth機能のあるものが主流になってきていますが、電源のない場所で使う場合には必ず必要な機能で、接続用のコードを持ち歩く手間がなくなるためとても便利です。ただし、有線のスピーカーと比べると接続不良が起こりやすいため、安定して音楽や映画などを楽しみたいという方はBluetoothと有線どちらでも使えるスピーカーがおすすめです。
④使いやすさ
持ち運びできるスピーカーを選ぶ4つ目のポイントは使いやすさです。音質や機能性ももちろん重要ですが、特に使用頻度が高い方は使い勝手の良さも気になりますよね。持ち運びができるスピーカーを購入する時には、本体でできる操作と置き方の2点をぜひチェックしてみてください。
本体でできる操作
お風呂やキッチンで音楽を聴くときや屋外でバタバタとしているとき、全ての操作をスマートフォンでしないといけないのは不便ですよね。少なくとも次の3つの操作を本体でできるかどうか確認すると良いでしょう。
- 再生と停止
- 音量調節
- 次の曲や前の曲へのスキップ
リーズナブルなものや小さいサイズのものだと本体でできる操作が少ない場合があります。毎回スマートフォンを使って操作するのに抵抗がないか、自分のしたい操作が本体でできるかなど、しっかりとイメージして選ぶことが大切です。
置き方
ついつい機能性や見た目のおしゃれさに注目してしまいがちですが、持ち運びをするからこそ、スピーカーをどのように置くことになるのか確認するべきです。例えば縦置きするタイプであれば、キッチンやお風呂などの小さいスペースでも置くことができます。反対に横置きするタイプであれば、高さのあるところが足場の悪い屋外などでも安定させることができます。
また最近では、紐がついているものやリュックやベルトに引っ掛けられるものも販売されており、そういったスピーカーは地面に置いて汚れることを気にする必要がなく、紛失する心配もなくなるためとても重宝します。用途や好みに合わせて、自分にとって使いやすいスピーカーを選びましょう。
2 音質・音量重視で選ぶ持ち運び可能なスピーカー
この章では、音質や音量が特に魅力的な持ち運びできるスピーカーを5つ紹介します。持ち運びに便利で高音質なスピーカーはたくさん販売されているので迷ってしまいますよね。特にどういった音質や音量を求める方におすすめなのか、詳しく解説していくのでぜひ参考にしてくださいね。
①Marshall「emberton black」
1つ目に紹介するのはMarshallの「emberton black」。スタイリッシュなデザインでアンティークな雰囲気の部屋にもおしゃれに馴染み、なおかつコンパクトで持ち運びにも適したスピーカーです。フルで充電しようと思うと3時間ほどかかってしまいますが、約20分の充電でも5時間再生することができ、思い立ったときにすぐに使えるというメリットがあります。ジャズやロック音楽を高音質で楽しみたい方に特に使ってほしい持ち運びできるスピーカーです。
金額 | 22,980円 |
重量 | 700g |
サイズ(高さ×縦×横) | 6.8×7.6×16 |
連続再生時間 | 20時間 |
防水・防塵機能 | IPX7 |
Bluetooth | あり |
商品URL | amazon |
②JBL「CHARGE5BLU」
2つ目に紹介するのはJBLの「CHARGE5BLU」です。JBLはワイヤレススピーカーの国内マーケットシェアについて4年連続で1位を獲得しており、この「CHARGE5BLU」も万人受けする音質が人気の理由の1つです。サイズが大きめな分迫力のある音を楽しむことができます。しっとりとしたバラード調の曲よりも、アップテンポなキレのある曲を聴くのに向いています。
金額 | 18,298円 |
重量 | 960g |
サイズ(高さ×縦×横) | 9.4×9.65×22.3 |
連続再生時間 | 20時間 |
防水・防塵機能 | IP76 |
Bluetooth | あり |
商品URL | amazon |
③BOSE「SoundLink Revolve+」
3つ目に紹介するのは、ワイヤレスイヤホンやヘッドフォンでも人気のブランド、BOSEの「SoundLink Revolve+」です。円柱のような形をしており、自然でダイナミックな音が360°に音が広がります。2つのスピーカーをセットで接続すればステレオやパーティーモードにも変換でき、様々な楽しみ方ができるところが特徴です。
金額 | 21,580円 |
重量 | 910g |
サイズ(高さ×縦×横) | 18.4×10.5×10.5 |
連続再生時間 | 16時間 |
防水・防塵機能 | IPX4 |
Bluetooth | あり |
商品URL | amazon |
④SONY「SRS-XB33」
4つ目に紹介するのはSONYの「SRS-XB33」です。SONY独自の高音質技術によって実現される原音に近い音が特徴で、聴き疲れしない自然な音を味わうことができます。華やかなイルミネーションや、縦置きもできるコンパクトなデザインも魅力の1つです。持ち運びができて低音をより楽しみたいという方に特におすすめのスピーカーです。
金額 | 16,000円 |
重量 | 1,100g |
サイズ(高さ×縦×横) | 9.4×10.6×24.6 |
連続再生時間 | 24時間 |
防水・防塵機能 | IP67 |
Bluetooth | あり |
商品URL | amazon |
⑤BOGSING「M6」
5つ目に紹介するBOGSINGの「M6」はコンパクトな割に30Wという大音量を出せるところが魅力のスピーカーです。シンプルで主張しすぎないデザインやコスパの良さも人気の理由で、音楽再生中のノイズカット機能も付いており、大人数が集まるような広い場所で使うのにおすすめです。
金額 | 5,990円 |
重量 | 870g |
サイズ(高さ×縦×横) | 7.7×9.3×21.7 |
連続再生時間 | 12時間 |
防水・防塵機能 | IPX7 |
Bluetooth | あり |
商品URL | amazon |
3 機能性重視で選ぶ持ち運び可能なスピーカー
この章では、機能性重視で持ち運びできるスピーカーを選ぶ場合にぜひ候補に入れてほしいモデルを5つ紹介します。使う場所や用途によって必要な機能も変わってきますので、ぜひ自分に適したスピーカーを見つけてくださいね。
①SONY「SRS-XB43」
1つ目に紹介するSONYの「SRS-XB43」は防塵・防水に加えて防錆機能がついており、お風呂で使うときや海に持っていくときにも安心です。モバイルバッテリーとしてスマートフォンへの充電もでき、災害時にも大活躍してくれます。縦置きも横置きもできるため、安定性があり場所を選ばずに持ち運びができるというのも嬉しいポイントですね。
金額 | 3,700円 |
重量 | 2,950g |
サイズ(高さ×縦×横) | 12.3×11.7×32.5 |
連続再生時間 | 24時間 |
防水・防塵機能 | IP67 |
Bluetooth | あり |
商品URL | 楽天市場 |
②LENRUE「JP-LR-A15」
2つ目に紹介するのはLENRUEの「JP -LR -A15」です。完全防水でアウトドアやスポーツ、お風呂など幅広く使うことができます。リーズナブルな割に連続再生も24時間可能で、最大音量でも音が歪まない仕組みになっており、とてもコスパの高いスピーカーです。
金額 | 4,399円 |
重量 | 400g |
サイズ(高さ×縦×横) | 5.4×6.1×18 |
連続再生時間 | 24時間 |
防水・防塵機能 | IPX7 |
Bluetooth | あり |
商品URL | amazon |
③SONY「SRS-XG500」
3つ目に紹介するSONYの「SRS -XG500」は5,6kgとかなりの重さがあるため、頻繁に持ち運ぶというよりも屋外イベントなどに適しているスピーカーです。30時間という連続再生時間の長さや2つのデバイスを同時に接続できるところが魅力で、パワフルな重低音によりライブ会場にいるような臨場感を味わうことができるためおすすめです。
金額 | 36,426円 |
重量 | 5,600g |
サイズ(高さ×縦×横) | 21.5×46×25.6 |
連続再生時間 | 30時間 |
防水・防塵機能 | IP66 |
Bluetooth | あり |
商品URL | amazon |
④JBL「CHARGE4」
4つ目に紹介するのはJBLの「CHARGE4」です。丈夫なファブリック素材が使われているため海や山などアウトドアシーンにぴったりなスピーカーで、スピーカーとして使わないときにもモバイルバッテリーとして活躍します。操作ボタンは本体上部についており、操作自体も分かりやすくて使いやすいモデルです。
金額 | 33,462円 |
重量 | 965g |
サイズ(高さ×縦×横) | 9.5×9.2×22 |
連続再生時間 | 20時間 |
防水・防塵機能 | IPX6 |
Bluetooth | あり |
商品URL | amazon |
⑤JBL「Tuner 2 FM」
5つ目におすすめするJBLの「Tuner 2 FM」は、持ち運びができるワイヤレススピーカーの機能にプラスして、FMラジオと一部のAMラジオを高音質で楽しむことができるスピーカーです。バックライト付きの液晶画面でラジオの選曲情報が簡単に分かり、最近あまりラジオを聴いていないという方も、改めてラジオの良さに気づくかもしれません。500mlのペットボトルと同じ大きさのため、持ち運ぶのにもとても便利です。
金額 | 15,400円 |
重量 | 543g |
サイズ(高さ×縦×横) | 7.0×7.2×18.0 |
連続再生時間 | 12時間 |
防水・防塵機能 | IPX7 |
Bluetooth | あり |
商品URL | ビックカメラ |
4 使いやすさ重視で選ぶ持ち運び可能なスピーカー
この章では、使いやすさを重視する方に向けて持ち運びできるスピーカーを3つ紹介します。本体でできる操作や置き方などに注目した使いやすさはもちろん、デザイン性も併せ持ったおしゃれなスピーカーを紹介するので、プレゼント用にもぜひ検討してみてくださいね。
①JBL「CLIP4」
1つ目に紹介するのはJBLの「CLIP4」です。クリップがついているため、バッグやベルトにぶら下げてファッション感覚で持ち運びすることもできるおしゃれなスピーカーです。
カラーバリエーションが豊富で、店舗によっては限定カラーを販売しているところもあります。手にすっぽりと収まるサイズで、音楽を聴きながらランニングをするという方にもおすすめです。
金額 | 7,427円 |
重量 | 239g |
サイズ(高さ×縦×横) | 13.45×4.6×8.63 |
連続再生時間 | 10時間 |
防水・防塵機能 | IP67 |
Bluetooth | あり |
商品URL | amazon |
②BALMUDA「The SpeakerM01A」
2つ目に紹介するのは、キッチン家電で大人気のBALMUDAから販売されている「The SpeakerM01A」です。ランタンのようなデザインで、音に合わせてLEDが光ることで臨場感がさらに高まり、目と耳で音を楽しむことができます。持ち運びはできるスピーカーではあるものの、インテリアとしても注目されており、プレゼントにもぴったりなおしゃれさが魅力です。
金額 | 38,500円 |
重量 | 1,000g |
サイズ(高さ×縦×横) | 18.8×10.5×10.5 |
連続再生時間 | 7時間 |
防水・防塵機能 | なし |
Bluetooth | あり |
商品URL | amazon |
③Tronsmart「アウトドアスピーカー」
最後に紹介するのはTronsmartの「アウトドアスピーカー」です。名前の通りアウトドアに適したモデルで、リュックにぶら下げて登山に出かけることもできます。縦置きも横置きもどこかにぶら下げることもできるため使い勝手が良く、機能面でもコスパの良いスピーカーを探している方におすすめです。
金額 | 2,499円 |
重量 | 166g |
サイズ(高さ×縦×横) | 3.5×8.5×8.5 |
連続再生時間 | 7時間 |
防水・防塵機能 | IP67 |
Bluetooth | あり |
商品URL | amazon |
持ち運びできるスピーカーでより充実した毎日に!
持ち運びが可能なスピーカーを選ぶ際のポイントや、それぞれのポイントを押さえたモデルを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?防水機能のついたものから持ち運びに便利なクリップのついたものまで、様々なスピーカーが販売されています。自分の生活や趣味に合ったスピーカーを見つけて、今よりもっと音楽や映画を楽しみましょう!